原文はこちら。
The original article was written by Donald Smith (Senior Director of Product Management, Oracle).
https://blogs.oracle.com/java-platform-group/java-client-roadmap-updates
OracleはJava Client Roadmapのアップデートを発表しました。この中でJava Client関連テクノロジーのサポート期間の延長について述べています。
Java Client Roadmap
https://www.oracle.com/technetwork/java/javase/javaclientroadmapupdatev2020may-6548840.pdf
Executive Summary
- OracleはJava SE 8の商用サポートとアップデートを2025年3月から少なくとも2030年12月に延長した。
- OracleはJava SE 8の個人用途(つまり非商用用途)のアップデートを無期限に延長した(これまでは2020年12月を期限にしていた)。アップデートの提供終了が設定された場合、Oracleは少なくとも18ヶ月前にJava SE Support Roadmapにて通知する。
Java SE Support Roadmap
http://www.oracle.com/technetwork/java/java-se-support-roadmap.html (英語)
https://www.oracle.com/technetwork/jp/java/eol-135779-ja.html (日本語、2020/05/14現在まだ反映されていません)
- Oracleは、Java SE Subscriptions、以前のJava SE製品(Java SE AdvancedやJava SE Suiteなど)を通じて、もしくはWeb Startを使うOracle製品とともに使う場合には製品サポートに包含した形で、少なくとも2030年12月まで商用サポートを継続して提供する。
- Oracleは、Java SE 8アップデートが個人(非商用)用途向けに提供されている間に限り、個人(非商用)用途向けにJava SE 8でWeb Startを引き続き利用可能にする 。Oracleはこのデプロイメント・テクノロジーに依拠している開発者に対して、別のデリバリー手段に移行することを推奨する。
- 2015年に発表したように、Appletは2019年3月までJava SE 8でサポートしていた。Appletのサポートは終了したが、Windowsでは今なお利用可能であり、Java SE 8でアップデートを引き続き受け取ることができる。OracleはJava SE 8からInternet Explorer 11でAppletを起動するために必要なコンポーネントを除去する計画はないが、警告なし、もしくはほとんどわからない形でコンポーネントを除去する可能性がある。
- OracleはJava SE 8に付随するJavaFXのサポートを2022年3月から2025年3月までに延長した。OracleはJavaFXをリアーキテクチャの上、Java SE 11のスタンドアロンモジュールとしてOpenJFXに移行を完了した。また、OpenJFXプロジェクトでの共同リードと共同作業を継続するというコミットメントをOracleは再確認している。
- Oracleは、すべてのJava SEリリースとサポート・タイムラインにおいて、SwingとAWTがOracleにとってのJava SEのコア・テクノロジーであり続けることを再確認している。
詳細情報はJava Client Roadmapをご覧ください。
Java Client Roadmap
https://www.oracle.com/technetwork/java/javase/javaclientroadmapupdatev2020may-6548840.pdf