Quality Outreach Heads-up – New Leyden Early-Access Builds

原文はこちら。
The original article was written by David Delabassee (Director, Java Developer Relations, Oracle).
https://inside.java/2024/06/24/quality-heads-up/

OpenJDK Quality Groupは、リリースの全体的な品質向上の手段としてOpenJDKビルドを使ってのFOSSプロジェクトのテストを推進しています。

Quality Outreach
https://wiki.openjdk.java.net/display/quality/Quality+Outreach

このHeads upは、関係するプロジェクトに送られる定期的なコミュニケーションの一部です。

The quality-discuss Archives
https://mail.openjdk.org/pipermail/quality-discuss/

このプログラムの詳細と参加方法については、上記wikiをご覧ください。

Initial Leyden EA Builds

Project Leydenでは、最初の早期アクセスビルド (24-leyden+2-8 2024/6/20) をリリースしました。

Project Leyden Early-Access Builds
https://jdk.java.net/leyden/

この1個目のリリースでは、Javaアプリケーションの起動時間の改善に注力していますが、その他のLeydenの最適化についても将来のリリースで検討していく予定です。

Leyden EAビルドの主なハイライトは以下のようです。

JavaメソッドのAOTコンパイルアプリケーション起動と同時にネイティブ実行
constant poolエントリの事前解決AOTコンパイラがより優れたコードを生成し、アプリケーションの起動を高速化
動的プロキシとリフレクションデータの事前生成フレームワークが起動時に動的プロキシとリフレクションデータを多用するため、起動前にこれらを事前に生成

Class Proxy
https://docs.oracle.com/en/java/javase/22/docs/api/java.base/java/lang/reflect/Proxy.html
統合されたClass Data Sharing (CDS) アーカイブCDSアーカイブの作成が簡単になり、同時に複数の種類の最適化アーティファクトをサポート

Class Data Sharing
https://docs.oracle.com/en/java/javase/22/vm/class-data-sharing.html
CDSアーカイブのクラスをロードアプリケーションの起動と同時にロード
クラスローダーのルックアップキャッシュアプリケーションフレームワークがクラスパスを繰り返しスキャンせずに、繰り返しルックアップを実行できる
Archived Method ProfilesJava アプリケーションのピークパフォーマンスへの到達を高速化

Leydenの機能を利用するなら、Leyden早期アクセスリリースのjavaプログラムに-XX:CacheDataStore フラグを指定して使用するのが一番簡単です。このLeyden EA Buildの詳細については、以下のリリースノートをご覧ください。

Release notes
https://github.com/openjdk/leyden/blob/leyden-ea1-release-notes/README.md

フィードバックは、Leyden メーリングリスト(サブスクライブが必要)までお寄せください。

leyden-dev — Technical discussion related to Project Leyden
https://mail.openjdk.org/mailman/listinfo/leyden-dev

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